2011年3月アーカイブ

 いわゆるプラスチックの食器には2種類あります。

●一つは、熱硬化性樹脂 ※質感のある製品作りに向いています。

熱硬化性樹脂の場合、始めに50℃前後に加温し、流動性を持たせた後、高温の金型(約150℃前後)へ充填して硬化(固化)させる。

●もう一つは、熱可塑性樹脂 ※大量生産に向いています。

熱可塑性樹脂では樹脂を高温にして溶融させ、低温の金型に入れて固化させる。

以上 射出成形-Wikipedia より

 

会社サイトの豆知識ページにももう少し詳しく書いていますのでご覧下さい。

 

ノンスリップ加工盆

 料理を運ぶときに器がスリップして失敗するのを防ぐ方法として、ノンスリップ盆が考案されました。

初期の頃はゴムマットを表面に張った商品が市場に出ましたが、洗浄が不便なことなど欠点が多く昭和60年ぐらい頃から現在の塗料によるノンスリップ加工が考案され、現在に至っています。

ノンスリップ加工が考案された初期の頃は、ごみが密着して取れなくなったり、あまり効き目がなかったりなどの苦情の連続でした。現在はノンスリップ塗料も改善され、品質においてもさまざまな段階のものが開発され、初期の頃のような欠点は徐々になくなってきました。

ただ、使用方法によっては失敗も多く、次のような実例がありましたのでご紹介します。

 

「スキー場とチーズ」

 これは東北のスキー場レストランでのお話です。ノンスリップ加工をしたお盆を納品後1ヶ月ぐらいしてノンスリップ塗料が剥げたとの連絡が入り、原因を究明するため現地に赴きました。現地に着き、早速お盆の上に水の入ったコップを載せ、ほんの少し傾けたところ見事に滑ってしまい、大変動揺しました。

 気を取り直してお盆の表面を丹念に調べてみると、表面がねっとりべったりした状態で、爪を立てて触ってみると白い塊のようなものが取れました。現場の方と白い塊について調べたところ、結論は「チーズ」だということが判明しました。

 人気の高いスキー場という事もあり、殺到するお客様をこなすべく、お盆の表面を簡単に一拭きするのみでフル回転で使用されていたお盆。このスキー場ではチーズを使った料理をお客様にだしていて、営業中は室内の暖房でチーズが溶けて盆の表面に徐々にべったりくっつき、それが暖房を切った閉店後の極端な寒さの環境のもとで固まり、表面に層となって、いわゆるワックスを塗ったスキー板の裏のような状態になってしまったのです。

 解決方法は、単純でした。お盆の表面についたチーズを湯で溶かし、丁寧に洗浄すれば元の通りのノンスリップ加工の効き目が蘇りました。大事なことは、「洗浄は丁寧に」ということ。

 東京では、昨日桜の開花が宣言されましたね。ずいぶん暖かくなってきました。

こちら福井では、ただいま梅の花が満開です。

梅の花といえば、被災地東北で津波によって被害を受けたがれきの町並みに咲く梅の花の映像を目にしました。

自然の中でたくましく咲いている梅の花を見て感動すら覚えました。

 

個人的にですが、私は生まれてこのかた東北地方に行ったことすらありません。この状態から必ず復興すると信じておりますし、そのときには絶対東北に旅行に行こうと決めています。これもひとつの復興のお手伝いにつながるといいなという思いを込めて。

 

元気な東北、元気な東日本、元気な日本を一日も早く取り戻したいものです。

越前漆器協同組合が発行している越前塗りのしおりに漆器の上手な使い方・注意事項が書かれています。

今までに紹介した内容と重複することがありますが、以下にまとめてみました。

 

「漆器の上手な使い方と注意事項」

1 製品本来の用途、使用目的に添って、正しくお使い下さい。

2 使用後は長く湯水につけておかず、出来ればぬるま湯で洗い、柔らかい布巾で拭いてください。

3 油で汚れた場合は、台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗ってください。

4 よい艶を長く保つには、強く拭かないで、塵(ちり)を落としてから柔らかい布巾で軽く拭くようにしてください。

5 冷蔵庫での使用、直射日光の当るところや感想の甚だしいところに置くことは避けてください。色が変わったり、狂うことがあります。

6 直火、電子レンジ、オーブン等では使用できません。塗装の剥離、変形、着火の危険があります。

7 指紋などがついた場合は、息を吹きかけ柔らかい布巾で拭いてください。

8 新しい漆器のにおいは、米びつの中へ数日間いれておくと完全に抜けます。

9 箸、箸置き、フォーク、スプーンなどの小物は、事故防止の為お子様の手の届かない所に保管してください。ご使用の際は、お子様が誤った使い方をしないようにご注意下さい。

10 体質によりごくまれに、塗料や漆でかぶれる事があります。その場合は、皮膚科の医師にご相談下さい。

 

 

桜色半月マット

桜の季節ですね。こちら福井では、開花宣言はもう少し先のこととなりそうです。

写真は、新しい企画商品です。桜色の樹脂製半月ランチョンマット。(ABS樹脂製)  優しい色合いに仕上がりました。ただのピンクではありません。こだわりのシルクパールピンクです。といっても、実際みていただかないと良さが伝わらない塗り物の欠点です。

シルクパールピンクともうひとつ、シルクパールクリームも作りました。半月ランチョンマットのほかにも、いくつか形状を変えてサンプルを作ってみました。徐々にこのブログで紹介していきます。

 

越前漆器産地 業務用漆器の株式会社ヒロセ

 「結婚式の引き出物に」ということで、夫婦椀などをご注文いただきました。

ギフト商品に添える「越前塗のしおり」 ・・・越前漆器協同組合で発行されるものです。

越前塗のしおり

中をめくると、

「潤し、麗し、越前。」 (うるし、うるわし、えちぜん) と書かれています。

まさに、越前漆器の思いが込められた文字。

潤いに満ちた麗しきうるしの国、越前。

 

これからも、良い商品作りをしていこうという思いが強くなりました。

 今回の地震で被害を受けられて避難されている方々の生活ぶりを毎日テレビなどで目にしますが、ようやく最近になって温かいカップラーメンや汁物を口にできたというニュースを見ました。

ライフラインが徐々に回復してきたということなのでしょう。

まだまだ冷える季節に、冷たい食べ物ばかりでは気の毒で仕方がありませんでしたが、温かい汁物をすごく美味しそうに口に運んでいる姿を見て、私たちも毎日の食事を感謝していただかなくちゃいけないなと改めて感じています。

すべての避難場所にいる皆さんが一日も早く温かい物が食べれる日がくることを心から祈っています。

お椀もラップをして使われていました。水もなかなか使えない中、いろいろな工夫がなされているのですね。

梅の花

昨日とはうって変わってお天気の福井です。ふと気がつくと、庭先の梅の花が咲き始めています。 1週間前に起きた地震以来落ち着かない日々ですが、梅の花を見て、ほんの少し心が和んだひとときでした。

ちょっとしたことで、気分も変わるものです。沈んでばかりいられませんね。

朝から雪が降り続く福井県鯖江市です。

しかも、真冬のような降り方・・・3月も半ばだというのに、いったいどうなっているのでしょうね。

2011年3月17日雪

まったく積もっていなかった雪が、昨夜から午前中まででこんな風景に変わりました。春はいつ来るのやら・・・

ノンスリップ加工(すべり止め加工)のお盆が仕上がってきました。

ノンスリップ加工をする前の記事はこちら

すべり止め加工の運び盆

すべり止め加工の運び盆

加工したてなので、当たり前ですがよく効いています。もともと使われていた運び盆に加工を施しましたが、今回はかなりきれいな状態で油分なども付着していなかったので、比較的作業も楽でした。

 

東北地方太平洋沖地震で被害を受けられた多くの皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

地震、津波の被害に加え、原発問題など、日本はいったいどうなるんだろうと辛く悲しくなりますが、被害を受けていない地域の私たちが元気をなくしてどうするんだと自分を奮い立たせています。

被災地域から離れたところにいる私が今できることなんて募金するくらいの事ですが、少しでも力になりたいと思っている人はこの日本だけでなく、世界中の人々から日本に向けて応援のメッセージが送られています。

一日も早い復興を願うばかりです。

 

飲食店にとってお椀やお盆は、毎日使うもの。特にお店が忙しいシーズンは、毎日何度も洗っては使う繰り返しとなり、食器棚に納まるのは、営業が終わって片付けが終わってからということも少なくないでしょう。

塗り物は、使っても割れることが少ないし、どんどん使えば、割れずに剥げていくことのほうが多いと思います。お椀でもお盆でも、角の部分から剥げていきますので、どんどんみっともないことに・・・

忙しいシーズンは、修理したいと思っても思うようにいかず、我慢して使ってどんどん剥げていく・・・こんな経験はありませんか?

思い切って、お店のシーズンオフに、全部とはいいませんが、計画を立てて少しずつでも塗り直してみませんか?お問い合わせはお気軽に。

 

 

今日も、塗り直し依頼の商品が届いてます。

修理商品

 

早めの修理で、永く使える漆器。価格の高いものほど、修理する価値があります。

お盆のすべり止め加工は年々、需要が増えてきたように感じます。特に、飲食店関係で使われるお盆は半分以上すべり止め加工(弊社ではノンスリップ加工と呼んでいます=以降、ノンスリップ加工)のお盆が出荷されています。

ノンスリップ加工とひとくちに言っても、加工方法がいくつかあり、どの加工方法を取り入れるかはお盆の使い方によって変える場合もあります。

とはいうものの、全体的にすべり止めの塗料を吹き付けて塗る方法が一般的です。価格的には、ノンスリップ加工をすることで、およそ2割くらいUPします。

 

今日ご紹介するのは、お客様が普段使用されている運び盆に、ノンスリップ加工をしてほしいという例です。使っているお盆にも加工を施すことはできるのです。ただし、かなり使われていて、状態がはげていたりする場合は、もう一度塗り直しからということになりますが。

運び盆にすべり止め加工の依頼

今回のご依頼の運び盆は、状態がかなり良いので、洗って、ノンスリップ加工を施す表の部分を研いでからの加工で大丈夫そう。

運び盆トギ

写真のように、さっとキズをつける程度のトギでOKです。なぜキズをつけるのかというと、お盆と塗料の密着をよくするためです。

約、1週間ほどの仕上がりとなる予定です。ノンスリップ加工を施した状態は、仕上がってからブログにUPします。

 

尺3くつわマット黒 ゼブラ柄

尺3くつわマット朱 ゼブラ柄

おしゃれなゼブラ柄シリーズ第2弾は尺3くつわマットです。

樹脂製のマットで、ゼブラ柄半月マットと同じように、キズ復元型のソフト加工を施していますので、いつまでもきれいな状態でご使用いただけます。

もちろん、たわしやスコッチなどはNGですが、普通に中性洗剤で柔らかいスポンジをお使いいただくことをお勧めします。

お客様のおもてなしには最適なゼブラ柄マット。手にとってわかる本物の美しさです。

 

このゼブラ柄マットは、ご注文いただいてから2週間ほどみていただいております。ひとつひとつ丁寧に仕上げておりますので、ご了承下さい。

参考ネット価格 3,150円税込

 

お問い合わせはメール、または、電話、FAXにてお受けしております。

春慶舟型盛器新商品としてご紹介します。

色の濃淡が深く美しい春慶塗りの舟型盛器。

お刺身を載せるなら一人前の大きさです。

塗り師さんのこだわりが、側面の銀線にあります。

すべての側面を銀で塗らないところがセンスなのだと。

途中で止めると、汚くなりがちなので全部塗ったほうが楽なのに、頑固なこだわりでセンスを重視してこの仕上がりになりました。

手にとって見てほしい一品です。

角度を変えて見てみると、

春慶舟型盛器

春慶舟型盛器

立体的な動きのある、素敵な舟型盛器です。

春慶の落ち着いた深みのある塗りがお料理を引き立てること間違いなしです。

サイズや価格など興味のある方はお気軽にメールにてお問い合わせ下さいね。

 

ゼブラ柄の半月敷きマット 黒私が、一目ぼれした半月型の敷きマット。

こんなお洒落な敷きマットでお食事ができたら最高です♪

ワンランク上の高品質な塗り加工を施しています。

高品質な塗り加工とは・・・

「ソフト加工」

多少のキズがついても復元するというすばらしい加工です。塗りの美しさはいうまでもありません。

しかも、温度管理や塗料の調合など、厳しく管理している塗り師さんの製品なので間違いないのです。見た目だけでは分からない、使って分かる本物の敷きマット。生産している私たちがこれこそ自信をもってお勧めします。

まさに、漆調の塗りといっても過言ではありません。

本物を使いませんか?

黒の敷きマットの他に、朱の敷きマットもございます。

ゼブラ柄の半月敷きマット 朱

参考までに、ネット価格で3,150円税込の予定です。

このような、高品質・本物志向の商品を産地価格でご提供できるネットショップを準備中です。

ゼブラ柄 半月敷きマット サイズ W395×D350mm

 

ちなみに、この敷きマットは、ご注文いただいてから、2週間ほどお待ちいただいております。丁寧に、間違いないものに仕上げる努力を惜しみません。よろしくお願いいたします。

 

越前漆器産地の株式会社ヒロセ

以前ご紹介した塗り直しの丸盆が仕上がってきました。

以前の記事はこちらから

 

塗り直し溜塗り丸盆

表は鏡のように、きれいに仕上がりました。質感のある肉厚の塗りになっていますので、新品同様の仕上がりです。

裏側も、きれいに黒に塗って仕上げてます。表より若干つやを落としています。つやを落としたほうがキズや指紋が目立ちにくいという利点もあります。

塗り直し丸盆裏

美しい仕上がりとなり、一安心です

 

越前漆器産地 業務用漆器の株式会社ヒロセ

 

昨日の記事の続き    ギフト包装のご紹介です。

ご注文いただいた汁椀の包装で、箱の中に、「越前塗りのしおり」と「品質表示」を入れています。

結婚式の引き出物包装

これを、包装して、

越前和紙での包装

のしをつけます。

引き出物の包装とのし

包装、のしはサービスしています。

 

 

越前漆器産地 業務用漆器の株式会社ヒロセ

オンライン直販ショップ プロが使う漆器コレクション ともづな河和田

 

営業案内カレンダー 黄色の枠は定休日です。

このアーカイブについて

このページには、2011年3月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年2月です。

次のアーカイブは2011年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

count