2012年2月アーカイブ

 ノンスリップ盆の修理

お盆の上にゴミがたくさん乗ってますが、これはなんだかわかりますか?

お客様からの修理依頼のお盆なんですが、ノンスリップ塗料が見事に剥がれているんです!これは私の予想外の事でした。このお盆、20年ほど前に購入されたお盆で、ずっと使われているそうです。

送られてきたときは↓こんな感じでした。

ノンスリップ盆修理

もともとノンスリップ加工(すべり止め)のお盆なのですが、ずいぶん傷んできたのでもう一度ノンスリップ加工をしてほしいということでした。

最初送られてきたとき、正直ちょっとややこしいなと思っていたのですが、いろいろ試したところ意外な方法で見事きれいに「古い劣化したノンスリップ塗料を剥がすことに成功」したのです。

 

修理商品って同じということがないんです。使われている年数、塗りの違い、はがれ方、ひとつひとつ違っていてそのたびに知恵を出し合い、一番良いと思われる方法での見積もりで提案します。修理品が数多くある場合は、お客様に理解していただくために、一つだけ先に修理させていただくこともあります。

漆器の修理はお客様とのコミュニケーションをなくしては考えられない作業で、大変ではありますが、きれいに仕上がったときの喜びはひとしおです。

 キジ

今朝、偶然遭遇した「キジ」?だと思うのですが、実際はもっときれいな色でした。

鯖江市河和田地区は自然豊かなところなので、こんなことも珍しくないのですけど、以前おしどりを見かけたときはちょっと感動ものでした☆

いいトコですよ、越前漆器産地の鯖江市河和田地区は

今朝は、うっすら白い雪化粧だった福井ですが、お昼頃からお天気もよくなり、すっかり道路の雪も溶けてしまいました。

蔵

会社から歩いて数分に位置している蔵にちょっと用事がありお昼から行ってきました。雪もずいぶん溶けました。1月27日に蔵の風景写真を撮った時から比べるとずいぶん溶けて春が近づいてきているなと実感します。

この蔵は昔、木製のお椀を中心に漆塗りをしていた場所です。塗り師さんがこの蔵でお仕事をされていました。私が子供の頃はまだいらっしゃったような記憶があります。現在では、物置小屋と化していますが、昔のお椀だとか使われていたものなどが保存されている大事な蔵でもあります。

今日改めて1Fの天井を見上げてみると、

漆桶

大きな大きな漆の桶が吊るされていました。桶の中には、かき混ぜる大きな杓子のようなものもはいっていました。私の身長くらいの直径があるんじゃないかと思われる漆の桶です。昔の人はこの桶を使っていたと思うとすごく貴重なもののように思えてきました。先祖代々受け継がれてきた証拠です。残念ながら現在はこうやって飾っておくだけのものとなってしまいましたが。

そして、漆器には関係ありませんが、懐かしいものを発見しました。

ゆとん

油団(ゆとん)

福井の夏の風物詩です。

何十年も蔵の天井に吊るされています。懐かしいな・・・

お茶の席での懐石料理をご存知でしょうか?

私は、お茶の経験がないので茶事懐石料理というものには縁がありません。先日ふる里体験の家「椀de縁」のモニター体験をした際、懐石料理をいただきました。

そこで聞いた話によると、お茶の席での懐石料理は決して派手なものではないということです。そして、いろいろな決まりごとがあり、奥が深いものだということで、最初から最後まで通すとかなりの時間がかかるということです。

茶事風懐石料理

始める前に説明を聞いています。経験したことない私たちが本格的にやるなんてとても無理なこと、なので、茶事風の懐石料理を楽しませていただきました。

茶事風懐石料理

最初に、ご飯・お汁・山かけがお膳で運ばれてきました。

茶事風懐石料理

そして、煮物・陶板焼き・・・

このあとに、白和えが運ばれて一通りのお料理をいただきました。派手さはありませんが、どれもとても美味しいお料理でした。こんなお料理を毎日食べていたいと思いましたよ。

茶事風懐石料理

懐石料理をいただいた後は、お抹茶をいただきました。こんな厳かな雰囲気でいただくのも良い経験でした。

 

ふる里体験の家「椀de縁」を開業された荒木さんと吉村さん、これからもどんどん縁をつないでくださいね。

茶事風懐石料理の更に詳しい記事は吉村さんのブログをご覧下さいね。

 

 ホテルレストランショー

2012年2月21日~24日の4日間、東京ビッグサイトにて、第40回国際ホテルレストランショーが開催されています。

宿泊・外食産業向けの業務用製品の展示会です。

当社のお客様が数件出展されていることもあり、初日の昨日、当社からも2名行ってきました。招待券を持って出向きましたが、結構な人出で受付で少し並んだようです。

出展各社の工夫された展示は勉強になりました。やはり、チョコフォンデュのような展示を始めとした食べ物関係は人も集まり、目を惹きますね。

 

行き帰りの富士山です。

2月20日

富士山

 

2月21日

富士山

 

いつ見ても、富士山見ると感動ですね~!

2月19日(日曜日)ふる里体験での出来事です。

体験したのは、沈金体験お茶事風懐石料理体験

沈金とは、漆器の加飾技術のひとつで、ノミで彫って、色粉をまいて色を入れていく技術です。漆器の町に生まれ育った私ですが、これまで体験したことは一度もありません。今回初体験!

漆器体験は、沈金体験の他に、蒔絵体験もあるそうで、この日は蒔絵の職人さんがあいにくいらっしゃらないということで、沈金のみ体験してきました。

私は河和田生まれの河和田育ちですので、沈金がどういうものかということくらいは知っていましたが、他の方たちにはほぼ馴染みのないことでそれこそ作品をじかに鑑賞するという機会もなかなかないですよね。本当に貴重な体験です。

今回お邪魔したのは、日展作家の冨田立山先生のお宅です。まさかじきじきに教えていただけるなんてちょっとびっくりでした。沈金体験を始める前に、広い奥座敷に飾られている数数の作品を拝見し、圧倒されてしまいました。座敷がちょっとした美術館のようでした。

沈金体験

まず始める前に、先生からノミの使い方を習いました。細いノミ、太いノミを自由自在にいとも簡単そうに操る先生の手ぶりを見ていると、なんだか自分も簡単にできる?!なんていう錯覚をおこしてしまいましたが・・・

練習の板で線を何度か彫ってみてとりあえずの感覚を確認した後、今度は絵型選び♪ 私は春が待ち遠しかったので、梅の花にしようと決めていたのですが、素敵なアジサイの花を見つけてしまい、アジサイにしました。ちなみにこれ手鏡なんですよ。

沈金体験

絵型を映してもらったら、ノミで線に沿って彫っていきます。深く彫る部分、浅く彫る部分、いろいろ考えながらの作業です。

沈金体験

先生にお手本を見せてもらいながら自分の作品を彫っていきます。最初はおっかなびっくりで彫っていましたが、徐々に口数も少なくなり、真剣に彫り、彫り、彫り・・・次第にハマっていきました。結構どころか無茶苦茶楽しくて!彫っている途中に先生の奥様からいただいた「しょうが湯」がとっても美味しかったです♪

沈金体験

そしてこれが私が彫ったアジサイです。初めての事で、輪郭がぼけてしまっているのがちょっと悔しいのですが、なんとか彫りが完成です!

沈金体験

この後の色付けは先生にお任せです。というのも、本物の漆を表面にかけて色粉をまいていくので、かぶれるといけないということもあり、ここからは先生の作業となりました。どんな色にするかは、私たちが決めて、その通りに色をつけていってくださいました。沈金は、もし色を付けて思ったイメージと違うなと思ったら、色を変えることができるそうです。実際やって見せてくださいました。

この色付けの工程は、先生がされるとあっという間でこれまたいとも簡単そう!こんな素晴らしい職人技を間近で見ることができるなんてなかなかないことです。今度は色付けもチャレンジしたいなぁ!!!きっと私は漆の免疫があるので大丈夫だと思うのです。地元生まれですから(笑)

沈金体験

そして、できあがったのが上の写真です。光の関係で、実物より色がきれいに出ていませんが、みなさんの作品が素敵にしあがりました。

体験した私たちは大満足でした♪

沈金体験

家に帰ってから自分の作品を改めて記念撮影しました。鏡を入れるおしゃれな布の袋もついてきますよ。

体験された方が、次の日がちょうどお母様の誕生日ということでプレゼントされるとおっしゃっていたのを聞いて、私も母にプレゼントしようと思います。喜んでくれるかな♪

 

このあと、お茶事風懐石料理体験をするのですが、次回の記事につづく、です。

ここ越前漆器産地・うるしの里鯖江市河和田地区で、これから新たな試みをされるお二方をご紹介します。

お一人は河和田で「こま膳」というお料理やさんをお一人で経営されている女将さん、荒木真弓さん(写真向かって左)です。  こま膳さんはお昼は和カフェ、夜は小料理や(居酒屋)といったスタイルです。

もうお一人は、荒木さんのお友達、鯖江大好きな吉村明美さん(写真向かって右)です。

椀de縁 ふるさと体験の家

このお二人が始めることとは「ふる里体験の家 椀de縁」

■荒木さんの本宅を誰でも気軽に宿泊施設として使ってもらって、ふるさと体験を思う存分楽しんでもらおう!
 
■漆器の町なのだから、本物の漆器、素晴らしい職人さんたちと触れ合ってもらい、蒔絵や沈金など漆器体験をしてもらおう!
 
■漆器の食器を使った「お茶事風懐石料理」の世界を気軽に楽しんでもらおう!
(越前漆器産地河和田地区は塗り物の食器を江戸時代から生産している産地です。)
 
■夢は膨らみ、他にもいろいろ欲張って田舎ならではの体験を通して、河和田を訪れる人みんな元気になってほしい!
 
■河和田を訪れる人が多くなることで河和田の人たちも元気になり、越前漆器産地をますます盛り上げよう!

※これは私がお二人からの説明を聞いて個人的に解釈したことですので、多少趣旨がずれていたらごめんなさい。

 

「ふる里体験の家 椀de縁」は先日2月14日に開業しました。そのことについての吉村明美さんのブログ記事はこちら→ 「ふる里体験の家 椀de縁」開業のあいさつ回りに
☆吉村さんのブログは鯖江愛にあふれています!
 
荒木真弓さんのブログはこちら → おもっせこと!しよっせ!!
☆荒木さん自信のお人柄の良さがでた素敵なブログです!(’’おもっせ’’は’’おもしろい’’という意味です)
 

こんなにふる里のこと、地域活性化のことを考えておられるお二人ですが、意外にもお二人がお二人ともご出身は鯖江市でも福井県でもありません。ここ鯖江市にお嫁に来られて数十年、いつの間にか地元の人以上に溶け込んで、自分たちの住む町を愛しておられるのです。私は、漆器の町鯖江市河和田地区で生まれ育った人間なのですが、お二人から教えられることがたくさんありそうです。

温かいお二人に会いにくるだけでも、いいことありそうかも^^

 

「椀de縁」は、漆器の町なので代表的なお椀にひっかけ、漆器の町で縁を結ぼう、つなごうという願いが込められているのかな・・・

そして語呂合わせで、「one day 縁」・・・一日体験して、または一泊して縁を結ぼう、つなごうという意味にもとれます。

 

開業して間もない昨日2月19日、お二人から声かけていただいて、ふる里体験をしてきました。私の他に、素敵な女性3人、全部で4人の参加者でした。

その体験の様子はまた次の記事にUPします。

 

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☆大切なこと!

ふる里体験の家「椀de縁」のパンフレット、及びWEBサイトをただいま制作中だそうです。完成しましたら紹介させていただきますね。

ですので、この記事を読んで興味を持たれた方は、お二人のブログへコメントやメッセージを入れていただければ幸いです。

当社のカタログ ともづな「器三昧」ですが、紙のカタログ自体在庫がないということと、何年か使っているため価格的にあわなくなってきた製品、生産中止の製品などいくつか細かい問題がでてきました。

ともづなカタログ

これは私が普段仕事で使っているカタログです。かなり年季が入ってしまいました。

 

現在使用してはいますが、価格の見直しをしていかなければなりません。

近い将来はWEB上で、PCやスマホやiPadのようなタブレットでみていただくようなカタログにしていく予定です。タイムリーに商品や価格を随時変更していければと思っています。

思えば何十年も前に業務用漆器のカタログをこの業界ではいち早く作りました。当時は製品の種類も少なく、大きなロットで出荷されるという理想的な商売でしたが、今現在は、製品の種類が覚えきれないほど多く、数は小ロットも当たり前という現状です。

そうなると、カタログ製品すべてを在庫することは考えられないことで、時々お客様から「カタログに載っているのに在庫がないのか」とお叱りを受けることもありますが、出荷する見込みのない商品を在庫しておくことほど恐ろしいことはありません。メーカーの現状をご理解いただくしかありません。

カタログの概念もこれからは少し変わっていくのではないかと思っているのですが、まだまだ紙のカタログはなくならないのでしょうね。

 

昨年からどんどん盛んになってきたfacebook。

当社も会社のfacebookページ作成しました。

 

株式会社ヒロセ (越前漆器産地 製造・卸・販売)

 こちらでは、会社での出来事や、時々このブログの紹介などを中心に投稿しています。

 

 

 

当社で扱っている樹脂製漆器は一般的に2種類の成型方法があります。

熱可塑性樹脂 と 熱硬化性樹脂

これについては、当社WEBサイトの漆器マメ知識のページをご覧下さい。

今日は、熱硬化性樹脂の金型をご紹介します。お椀のフタです。

熱硬化性樹脂の金型

鉄のかたまりで、小さくてもどっしりとした重さです。こんな金型がいくつも当社の倉庫に置いてあるのですが、大抵は成型をお願いする生地やさんに置いてあります。

この金型にプラスチックの粉末を入れて高温で固めてできるのが、

       ↓↓↓↓↓

お椀のフタの素地

 

これは、1個ずつの成型なのですが、一度に2個・3個できるものもあります。

↓ 下の写真は2個できるタイプのものです。

2個取りの金型

このような金型で製品が作られます。

 朝から月1回の大掃除をして、それだけで身体がぽかぽかしたのですが、そう思うと普段どれだけ運動していないのか^^;

外はずっと雪。今日は大雪注意報がでているだけあって、午前中だけで15cm~20cmは積もりました。

お昼休みが終わって、雪が止んでいるときに、30分ほど雪かきをして事務所に入ってしばらくしたら、また雪が・・・

雪と追いかけっこしている気分です。もうそろそろ勘弁してくれないかな。

 

春が待ち遠しいです。

へしこTVの女性メンバーのお二人がお誕生日が近かったので、年明けから着々と準備を進めておりました。

といっても、プリザーブドフラワーをプレゼントすると決めていたので、お願いするだけだったのですが。

ただ、ちょっとこだわって、どうしても使って欲しい器がありまして、自分の中でイメージをわかせてお願いしました。

お願いしたのは、福井市のお花屋さん「はな里」さん。はな里さんの娘さんの井七恵さん(いい ななえ)に全部お任せしたのです。

そして、完成した作品は予想以上の仕上がりで、誕生日のお二人の雰囲気やお仕事のイメージに合わせた素敵な作品を作っていただいて、プレゼントする私が欲しくなってしまったくらいです。

そんな素敵な作品がこちら。

はな里さんの作品

 

はな里さんの作品

どちらも素敵!!!

私がこだわったのは、白い器だけ(笑) 食器なのですが、こうやって白に塗ってプリザーブドフラワーを飾っていただくとすごく映えます☆

塗り物食器とプリザーブドフラワーの素敵なコラボが実現したことも嬉しい^^

上の写真の作品はテーブルに置いて飾ってもらえるように、下の写真の作品は壁掛けにして飾ってもらえるように作っていただきました。

 

へしこTVの当日、はな里さんまでもらいに行って、記念撮影。

井七恵さん

 井さん、本当にありがとうございました!

そして、二人に渡した写真。

由香里さん&みゆきさん

吉田由香里さんと石田みゆきさん、お二人とも喜んでいただきました。※画像が悪くてすみません。 

 

あまりにも羨ましくなって、近々はな里さんにこれと同じ器を持ち込んでプリザーブドフラワー教室をしていただく約束をしました。今からすごく楽しみです♪ でも、こんなに素敵な作品が素人の私につくれるのかな?!

以前にも記事に書いたUSTREAM配信番組「へしこTV」。

蔵元の女将さん(吉田由香里さん)、ゆびわ工房の奥様(石田みゆきさん)、五湖の駅の女社長(谷口篤美さん)、そして漆器屋の私(大石恵子)の4人で番組を進行しています。

「へしこで福井を元気に!」が合言葉

 
以前にもこのブログでへしこTV初回配信の記事を書きました。そのときの記事はこちら↓

第2回は12月初旬に配信され、第3回が2月4日に配信されました。

初回ほどの緊張感はないにしろ、まだまだ慣れなくて、反省することしきりです。でも、女性4人の番組ということで本当に楽しい!これもひとえに支えてくださる男性スタッフの面々、応援してくださるすべての皆さんのおかげなんですよね。

毎回、へしこのお料理とメインゲストをお迎えしてお送りしてます。今回も内容盛りだくさんでした。30分の枠で配信する予定なのですが、少し延びたりもして・・・でもこれがUST配信の良いところでもあるのでしょう。

 

第2回のへしこTV配信録画です。

 

今回はとってもキュートなへしこちゃんキャラ弁だったので必見です。
そしてゲストがどんまゐ鈴木さん&藤原聖仁さんのお二人で、このお二人のお話も深い内容で感動モノでした。
 
それから、へしこTVのブログも書いてます。
こちらでは、番組の内容や裏話などいろいろ書いてます。配信を見て、ブログも読んでくれると嬉しいな♪

 つらら

寒くて、道路もつるつるな日が続いています。今日は青空が見えてきました!会社の軒下に並んだつららも、ぽたぽたと溶けています。

連日の雪かきで、ちょっと疲れてきましたが、そろそろお天気も春に向かってくれないかな~

でも、お日様の力はすごいですね。雪も溶かしてくれるし、何より私たちの気持ちまで明るくしてくれますから!

節分の金曜日、「福は~内!」で元気に一日を過ごしましょう^^

 

営業案内カレンダー 黄色の枠は定休日です。

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