知っておきたい!漆器メモ

 塗りの不良

赤印で示した部分の「ぶつぶつ」がわかりますか?

これは生地がぶつぶつしているわけではありません。夏の暑い時期に起こりやすい塗装のトラブルなのですが、気温が高いときに、吹付塗装をして早く乾きすぎると、写真のような状態になるのです。塗装の乾きが一定ではないために起こる塗り不良の状態です。

暑い夏は漆の手塗りも吹付塗装の塗りも、難しい・・・

ある塗りの職人さんがおっしゃってました。朝一番から夜遅くまで冷房をつけるのは、自分のためじゃなくて、製品のためだって。良い製品に仕上げようと思うと、光熱費も馬鹿になりません。

ご縁があって昨日会社へお越しいただいたお客様を、沈金師さんのお宅へお連れしました。

沈金とは、漆器製品の最後の加飾の部分で、ノミで彫って、彫った部分に漆をつけて金粉や色粉を蒔く工程です。以前私が体験したのも沈金でした。その記事はこちらです。

 

よく言われることですが、

「最初から最後まで一人の職人さんが完成させるのかと思ってました。」

 

越前漆器は、最初から最後まで全部一人の職人さんが手をかけるということは、ほぼ無いと思います。そんな器用な職人さんも捜せばいらっしゃるのかどうか・・・そこはちょっとわかりません。

 

木製品の手塗り漆だったら、

 生地を挽く人がいて、下地を塗る人がいて、中塗り・上塗りする人がいて、加飾師さん(沈金師・蒔絵師)がいます。柄をつけない無地のままなら加飾師さんのお仕事はないということになりますが。

 

樹脂製品の吹付塗装だったら、

 成型やさんがいて、必要であれば研ぎやさんがいて、塗装する職人さんがいて、スクリーン印刷をする人がいて(時には蒔絵を入れる場合もあります。)

 

どのような製品を作るかによって、工程に携わる職人さんを組み合わせていくのが私たちの仕事でもあります。一人では完成しないのが越前漆器。いろんな職人さんのバトンリレーによって伝統工芸品であったり、食器だったりが完成するのです。

 

 ユリヤ樹脂はみかん肌

このお椀の材質は? 答えは「ユリヤ樹脂」ですね。

凸凹した表面が写真でわかりますでしょうか? みかん肌のような、きれいとはいえない表面です。

ユリヤ樹脂は最近ではあまり使われていませんが、以前はメラミン樹脂と同様にメジャーな生地でした。

こんな「みかん肌」のユリヤ樹脂は、普通に吹付塗装をしても、このまま汚い肌がでてしまいがちですが、漆の密着はいいので、手塗りの漆で塗るとこんな凸凹も見えなくなり、つるっとした肌になります。

今では、木質樹脂系の耐熱樹脂が出回っているので、ますますユリヤ樹脂の需要も少なくなりました。

 樹脂製隅切重

写真をみて、木製なのか、樹脂製なのか、そんなことはなかなか判断が難しいですよね。

間近で見ても、判らないときがあるくらいです。一般的には持った感じでもどちらかわからないのではないでしょうか?

電話でお問い合わせをいただくとき、漆器は皆さん木製だと思っていらっしゃる方が多くて、修理でも木製を前提にひととおりお話してから実際送っていただいたとき、あれっ?!木じゃない!ということが時々あります。

そう、普通には木製なのか樹脂製なのかよくわかってないし、実際どうでもいいことなのかもしれません。

なのに、一般的に木製といえば高い、樹脂製といえば安っぽい、そんな印象をもたれているようです。

 

写真の隅切重はABS樹脂製の化学塗料で塗装したものです。質の高い塗装をほどこしていますので、一見漆塗りのようにも見えます。

100円ショップにも木製のお椀などが売られている時代です。なにが高くて、なにが安いのか、その価値をしっかり伝えていかなければならないなと感じています。

 

 

 

漆で塗った塗り物製品は、

「しばらく寝かせておく」

という言い回しをします。

 

「しばらく寝かせておく」というのは、しばらく放置しておくということを表わします。

箱に入ったままでも結構ですので、しばらく使わないでおくことをお勧めします。

塗りたての漆は、乾いているように見えても、完全に乾ききっていません。

完全に乾いていないお椀に、熱い汁物などを入れると、漆の変色の原因にもなります。

 

それでは完全に乾くには、どれくらいかかるのでしょうか?

余裕を見て、半年は「寝かせておく」といいでしょう。

漆は塗った時の温度・湿度によって、乾き具合なども違ってきます。なかなか上手く乾かない時期もあれば、そうかといって早く乾けばいいということもありません。早く乾きすぎるのもよくないのです。梅雨前の5月くらいの温度・湿度が漆にとっては一番良いそうです。

漆の乾き具合とともに、臭いもだんだん薄れてきますので、漆の臭いが気になる方は、充分に乾いて、臭いが薄くなってからお使いいただくのが理想です。

乾いていくのと同時に、朱色や溜色などは、どんどん明るく変化していくのも漆の特徴です。

 

漆は生きているということですね。

お椀に熱いものを入れた時のぷーんとする嫌な臭いを消す方法はありますか?

時々聞かれます。

時には樹脂の臭いだったり、時には塗料の臭いだったり・・・

お椀

 

臭いが結構強いかな?と思う事もあれば、全く臭いがしないという事もあります。

焼き付けの温度だったり、焼き付けの時間だったり、材料だったり、いろんな問題があるのだと思いますが。

 

当社でも臭いを消すための実験をしたことがあります。

1 お湯に何度かくぐらせる

多少は薄くなりましたが、そんなに違いがなかったです。

2 毎日、味噌汁を入れてみる。

これは、味噌汁の匂いに助けられて、塗料の匂いが薄らいでいきました。

3 お酢を薄めたお湯を何度か入れてみる。

お湯の場合とあまり変わらなかったです。もっと効果があると思っていたのですが。

4 焼き付け乾燥機にもう一度かける。

多少は臭いが飛んだような感じでしたが、劇的に変わったわけではありませんでした。

 

この実験はあくまでも当社で行った実験ですので、参考程度にお考え下さい。

 

正直、質の良い塗料やシンナーを使って、しっかりとした温度管理と焼き付け時間を確保できれば、あまり嫌な臭いはでないと思います。100%臭いがないというのは嘘ですが、ずいぶん違うはずです。ただし、そのぶん、価格に跳ね上がるというのが実情です。価格に惑わされず、質の良い仕事が出来ることが理想なのですけれどね。

 

洗浄機対応の漆器の材質といえば、耐熱ABS樹脂が一般的です。他にも耐熱のPET樹脂や木質樹脂などもありますが。

一つの例として、業務用で使われる耐熱ABS樹脂製の製品は、洗浄機設定温度は約80度までに設定をお願いします。

そして、耐熱ではないABS樹脂製の製品の耐熱温度は約60度です。(洗浄機対応ではありません。)

 

<耐熱か、耐熱でないか>はほぼ材質で区分しています。では、外見で<耐熱か、耐熱ではない>かは簡単に区別がつくのでしょうか?

答えは、全くといっていいほど、わかりません。見た目でも、触ってもわかりません。

これが、木製か、樹脂製かというと触った感じやコンコンと音をだして判断できることが多いですが、ABS樹脂の耐熱の見分けというのは全然わかりません。

 

材質も大切ですが、塗装においても耐熱仕様に適した塗装があります。

もちろん普通の塗装から比べると割高にはなりますが、当社で推奨するのは、PT加工、新耐加工といった普通の塗装より肉厚で固い塗装加工です。

 

材質+塗装で見た目が変わらなくても、価格が変わるという理由の一つは、上記のようなことがあるからです。

 白い漆器

微妙に違う塗り物の色あい

白といっても、いろんな白があります。上の写真で見ると、実際は全部違う白なのですが、4つのうち3つは写真だと見た目変わりません。色を伝えるって難しいですね。

なので、色サンプルって大事です。別注であまり塗らない色を使うときは余分に1枚塗っておくこともあります。そういうのが後になってすごく貴重だったって思うこともいままでありました。

お客様がイメージする「白」と、私が解釈した「白」が少しでも近づくためには、コミュニケーションももちろん大切ですが、こだわりがあればあるほど色サンプルを送って確認していただくことが必要です。

 手塗り漆塗りのお椀

手塗り漆のお椀   塗りが深いというか、美しいです。

 

漆塗りの職人さんから聞いた話です。

5月のこの時期は、漆塗りに非常に適していて、色も1ヶ月ほどできれいに出てくるのだそうです。

漆は塗りたては、黒っぽくて次第に明るい色がでてきます。黒塗りはほぼ変わりませんが、朱や溜に塗った場合は1ヶ月~半年で明るく変化します。

5月の気温、湿度は漆にとって最高なのでしょう。

寒い冬はなかなか漆の渇きが悪くて、色もでてこないそうです。冬に塗ると、色がでるまで半年くらいかかるのかもしれませんね。

そうなると、気温が高いほうがいいのか?という考えにもなりますが、そうではないみたいです。気温の上がる夏場もまた、漆が乾かないそうです。

寒くても熱くてもダメなのですね。

夏場になると、寒いくらいに冷えている室内で職人さんが作業をされていることがありますが、これは漆のためだったんだとお話を聞いてわかりました。

 

私たち人間も、今の時期は、エアコンも扇風機もストーブもいらない快適な時期ですが、漆にとっても快適な時期だったのですね!

ということで、今日伺った職人さんは、絶好調で作業を進めておられました^^

少しグレードの高いお盆をお探しであれば、お勧めしているのがソフトコート加工を施しているお盆です。

ソフトコート加工とは、光沢があり、肉厚もある高品質な塗装加工です。

一番の特徴は、スリキズ復元効果があること。表面がやや弾力がある柔らかい加工なので、少々のスリキズがついても、ぬるま湯で洗えば戻ります。

ソフトコート加工のお盆

写真は、溜塗りにソフトコートをかけてあるお盆です。どんなに高品質と記事に書いても写真だけではよくわかりませんね。一度見てみたいというお客様にはソフトコート加工の塗りサンプルを貸し出しますのでお問い合わせ下さい。

 

ソフトコート加工のもう一つの特徴は、弱いながらもすべり止め効果があること。

ソフトコート加工のお盆

水分や油分がついていなければ、このくらいの傾斜でも全然すべりません。

 

このソフトコート加工、溜塗りの他にも、黒、朱、金、銀、緑・・・などなど、普通の塗装の上に加工が可能です。

私が一番お勧めするのは、溜塗りのソフトコート加工です。上品で高価な感じの仕上がりになりますから。

それから、ソフトコート加工はなるべく無地のつるっとした面にかけるのが効果的だと思います。木目や布目の上にかけても、ソフトコートの良さみたいなものが半減してしまう気がします。木目が入ったお盆はどうしても高価そうには見えませんから、ソフトコートがもったいないと思います。木目のお盆にすべり止め加工であれば、普通のノンスリップ加工をお勧めします。

 

ただ一つだけ気になることと言えば・・・ソフトコート加工を施した商品は修理がしにくい^^; すべり止め加工もそうですけど、ちょっと特殊な塗料を使う加工は修理が大変、もしくはできない場合もあります。誰にでも、なんにでもある長所と短所、それをよく理解しておく必要がありますね。

業務用で毎日洗浄機にかけてフル回転で使えば修理の必要性も出てきますが、ご家庭で普通に使う分には一生ものだと思います。

 

ソフトコート加工のお問い合わせは、

株式会社ヒロセ
tel 0778-65-0103 / fax 0778-65-2030
メールでもお問い合わせ承ります。

お問い合わせで時々聞かれることですが、

「お盆の木目の柄は描いているんですか?それとも、元々あるのですか?」

樹脂製のお盆で、定食盆として使われるお盆などは、木目の柄が入っているのをよく見かけられるかと思います。

木目盆

木製に見せかけたようなお盆です。これは、一見木製のような樹脂性のお盆。成型の時点で、木目の柄が入ったお盆が出来上がります。この木目盆の利点は、塗りムラやほこりや傷が目立たないことです。いわゆる塗り師さんや使う側にとっては都合の良いお盆と言えるでしょう。ただ、どうしても安っぽさがでるのは否めませんが。

木目柄以外にも布目の柄が入った「布目盆」↓

布目盆

線がたくさん入った「線筋盆(千筋盆)」↓

千筋盆

柄の入ったお盆はこの3種類がよく見かける柄です。

柄を入れることで傷が目立たなくなるという利点はありますが、柄のない無地のつるっとしたお盆と比べた場合、物を載せると滑りやすくなります。

そこで、最近では、木目柄や布目柄にすべり止め加工をほどこしたお盆が人気です。

定食盆にはこういったお盆が一番使い勝手が良く、最適だと思います。

懐石料理となると、塗りやデザインの質感を求められますので、木目柄はほとんど選ばれません。

業務用仕様のお盆のことならお気軽にお問い合わせください。

 

今日の記事は、お椀の蓋について書きます。

お椀の蓋・・・ご家庭ではあまり必要ないですが、和食のレストランや割烹料亭で使われるお椀は、蓋がついたものが多いかと思います。

蓋を開けるときってちょっとどきどきしませんか?私は、どんなお吸物なんだろう???とか、どんな煮物なんだろう???っていつもどきどきわくわくしながら蓋を開けます。

蓋に季節感あふれる絵などがついていると、日本人の心もくすぐります。

蓋の表と裏があるわけですが、裏のことを「見返し」と呼んでいます。

蓋の表蓋の表

蓋の見返し蓋の見返し

 

蓋の表に絵が入ることが多いですが、見返しに絵が入っていると、開けたときの感動はさらに大きいです。

例えば・・・

見返しに桜

見返しに桜

表は、真っ黒で塗ってあり、「雪」と一文字書いてあります。見返しは、「お月様と桜」

いわゆる、「雪月花」のお椀の蓋です。冬の「雪」、秋の「月」、春の「桜」・・・四季の自然をこのお椀の蓋で表わしているわけです。

最近は、絵の入ったお椀よりも、価格的に無地のお椀の方が断然出荷されますが、私はこういう四季や自然を表わす絵柄のお椀が大好きです。日本っていいなといつも思わせてくれます。

 

工程ごとに分業化

写真は、木製のカスター盆です。上がウルミ色に塗った完成品で、下が塗る前のもの。

越前漆器産地では、商品が仕上がるまでの工程ごとに分業体制が確立されていますので、それぞれの職人さんが一つの商品に携わることになります。

木製のカスター盆は、まず、木工やさんが形をつくり、塗師やさんで塗り加工をして完成です。

商品によっては、まだまだ工程が複雑なものもあり、

 生地 → トギ → 中塗り → 蒔絵 → 上塗り

といったような工程の場合、工程ごとに職人さんの手にかかるわけです。

ですので、この産地にはいろんな専門の職人さんが集まっています。とはいうものの、最近では職人さんの高齢化や技術を受け継ぐ次世代の人不足や景気の悪化などで、職人さんが減ってきています。

なんとか踏ん張って、産地全体が活気付いてくれればいいのですが。

 

一見同じようにみえる商品、それなのに価格が倍くらい違う!?

ということってあるんです。

漆器(塗り物)は、写真だけではわからないのです。

安い商品でも写真で高級そうに見えることもありますし、その逆で高品質な商品でも写真の撮り方次第で高級感が出ないことがあります。

本当にむずかしい。

そうなると、実際目で見て説明するしかないのです。

それができるのは、産地のメーカーの私たち。

商品が完成するまでの工程を職人さんたちと話し合い、どうしたら満足できる商品を作り上げることが出来るかを考え、ものづくりに取り組んでいます。

高い商品には、高くなる理由があるのです。

本物がほしいと思われているかたは、どうぞ目先の安さにとらわれないで下さい。

 

越前漆器産地メーカー 株式会社ヒロセ

 いわゆるプラスチックの食器には2種類あります。

●一つは、熱硬化性樹脂 ※質感のある製品作りに向いています。

熱硬化性樹脂の場合、始めに50℃前後に加温し、流動性を持たせた後、高温の金型(約150℃前後)へ充填して硬化(固化)させる。

●もう一つは、熱可塑性樹脂 ※大量生産に向いています。

熱可塑性樹脂では樹脂を高温にして溶融させ、低温の金型に入れて固化させる。

以上 射出成形-Wikipedia より

 

会社サイトの豆知識ページにももう少し詳しく書いていますのでご覧下さい。

 

ノンスリップ加工盆

 料理を運ぶときに器がスリップして失敗するのを防ぐ方法として、ノンスリップ盆が考案されました。

初期の頃はゴムマットを表面に張った商品が市場に出ましたが、洗浄が不便なことなど欠点が多く昭和60年ぐらい頃から現在の塗料によるノンスリップ加工が考案され、現在に至っています。

ノンスリップ加工が考案された初期の頃は、ごみが密着して取れなくなったり、あまり効き目がなかったりなどの苦情の連続でした。現在はノンスリップ塗料も改善され、品質においてもさまざまな段階のものが開発され、初期の頃のような欠点は徐々になくなってきました。

ただ、使用方法によっては失敗も多く、次のような実例がありましたのでご紹介します。

 

「スキー場とチーズ」

 これは東北のスキー場レストランでのお話です。ノンスリップ加工をしたお盆を納品後1ヶ月ぐらいしてノンスリップ塗料が剥げたとの連絡が入り、原因を究明するため現地に赴きました。現地に着き、早速お盆の上に水の入ったコップを載せ、ほんの少し傾けたところ見事に滑ってしまい、大変動揺しました。

 気を取り直してお盆の表面を丹念に調べてみると、表面がねっとりべったりした状態で、爪を立てて触ってみると白い塊のようなものが取れました。現場の方と白い塊について調べたところ、結論は「チーズ」だということが判明しました。

 人気の高いスキー場という事もあり、殺到するお客様をこなすべく、お盆の表面を簡単に一拭きするのみでフル回転で使用されていたお盆。このスキー場ではチーズを使った料理をお客様にだしていて、営業中は室内の暖房でチーズが溶けて盆の表面に徐々にべったりくっつき、それが暖房を切った閉店後の極端な寒さの環境のもとで固まり、表面に層となって、いわゆるワックスを塗ったスキー板の裏のような状態になってしまったのです。

 解決方法は、単純でした。お盆の表面についたチーズを湯で溶かし、丁寧に洗浄すれば元の通りのノンスリップ加工の効き目が蘇りました。大事なことは、「洗浄は丁寧に」ということ。

越前漆器協同組合が発行している越前塗りのしおりに漆器の上手な使い方・注意事項が書かれています。

今までに紹介した内容と重複することがありますが、以下にまとめてみました。

 

「漆器の上手な使い方と注意事項」

1 製品本来の用途、使用目的に添って、正しくお使い下さい。

2 使用後は長く湯水につけておかず、出来ればぬるま湯で洗い、柔らかい布巾で拭いてください。

3 油で汚れた場合は、台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗ってください。

4 よい艶を長く保つには、強く拭かないで、塵(ちり)を落としてから柔らかい布巾で軽く拭くようにしてください。

5 冷蔵庫での使用、直射日光の当るところや感想の甚だしいところに置くことは避けてください。色が変わったり、狂うことがあります。

6 直火、電子レンジ、オーブン等では使用できません。塗装の剥離、変形、着火の危険があります。

7 指紋などがついた場合は、息を吹きかけ柔らかい布巾で拭いてください。

8 新しい漆器のにおいは、米びつの中へ数日間いれておくと完全に抜けます。

9 箸、箸置き、フォーク、スプーンなどの小物は、事故防止の為お子様の手の届かない所に保管してください。ご使用の際は、お子様が誤った使い方をしないようにご注意下さい。

10 体質によりごくまれに、塗料や漆でかぶれる事があります。その場合は、皮膚科の医師にご相談下さい。

 

漆器は陶磁器と比べ扱いがやっかいだから敬遠されがちなところがあります。
でも、使えば使うほど愛着が湧くのも漆器のよさです。
扱い方を理解していれば、普段使いもおっくうにならずに済みます。
今回の漆器メモは扱いで注意すること、これだけはやめてほしいことを整理していきます。

 

使用の際に気をつけること。

 柔らかいスポンジや木綿のふきんなどで洗う。洗剤は中性洗剤を少し薄めて使うのが望ましいです。油分が気になる場合は、お湯で洗いましょう。(これは陶磁器でも同じことですね。)

 洗い終わったら、水分をよく吸収する柔らかい布でふく。水気を嫌うので、水気を残さないよう隅々まで丁寧に拭いてください。


漆器の取り扱いでしてはいけない事

1) たわし、金たわし、スコッチなどきめの粗いスポンジで洗わないでください。

漆器NG1

2) 電子レンジでの使用はできません。※最近では一部の商品で電子レンジ対応のものも出ています。

漆器NG2

3) 食器乾燥機・保温庫の使用はできません。
   ※最近では、一部の商品で食器洗浄機対応の商品もあります。

漆器のNG

4) 紫外線に弱いので、直射日光を避けてください。

漆器NG4

以上の事は、変色、変形、キズ、剥げなどにつながりますので、避けてください。

 

他にもご質問などあれば、お問い合わせページよりお問い合わせ下さいね。

 

漆器のことなら、越前漆器産地の株式会社ヒロセ

漆塗りの新しいお椀や、お重には、漆独特のにおいがあります。塗って日が浅いものは特ににおいを強く感じるかもしれません。

そういう時は、

○ぬか水や米のとぎ汁に一晩つけておく

全くにおいがなくなることはないかもしれませんが、においを抜くために効果的です。

 

それから、すぐお使いになる時に、効果的なのは、

○酢水に数分つけて、ぬるま湯でよく洗う

 

急いで使わないのであれば、

○日陰で2~3日、風を通してにおい抜きをする

 

漆塗りではなく、塗料塗りの場合はにおいが少ないので、きれいに洗った後、水気を拭き取り、すぐにお使いいただくことができます。もし、塗料のにおいが気になる場合は、すまし汁や味噌汁を入れて、数回使用することでにおいがなくなっていきます。

 

ちなみに弊社では、漆塗りのお椀などが塗りあがったら、お客様が急がない限り、すぐに包装せず、陽の当らない場所で裸のまま並べて風を通し、におい抜きをしています。

 

越前漆器産地の株式会社ヒロセ

こんにちは。今日は電話でお客様と話していて気付いたことに少し触れようかと思います。

「商品の読み方」こちらは当たり前だと思ってますが、当然当たり前じゃないんですね。ほぼ、自社で勝手につけている名前ですから。

例えば、「大和小吸椀 黒内朱」   やまとこずいわん くろうちしゅ

  大和 → やまと? だいわ? みたいにまず迷っちゃいます。 そのあと、しょうすいわん? そしてまたまた最後に、こくないしゅ? とかいう風に読まれる方も・・・ 

 

他にも、「雪才盆 溜」  せっさいぼん ため

  雪才 → ゆきさい?  から始まり、 とめ? ため? と読み方を迷っておられる方は多数。

まさしく、こちらの表示が一方的でわかりにくいということ。これはかなり反省すべきところ!

でも、どうしたらいいんだろう??? いちいち読み仮名をつけていると、文字情報も多くなって見づらいし。いっそのこと、読みにくいと感じるものは ひらがな か カタカナ という手もあるかな?

とにかく、「読みづらくてすみません。」 です。

 

商品の名前もなるべく簡単にしたいのはやまやまですが、例えば角型のお盆といっても、種類はすごく多くて、それを区別するためには、ただの角盆ではすまされないのです。

ということで、

1.今後、商品に名前をつける時は、お客様の立場で考えよう!

2、どうしても読めそうにないのは、ひらがな カタカナ にしてみよう!

3、たまにはフリガナをつけてみよう!

こんなところでどうでしょう

 

お椀・お盆・重箱・盛器・弁当箱・松花堂(しょうかどう)・その他業務用漆器全般のことなら
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