越前漆器は、工程ごとの分業で製品が完成します。

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ご縁があって昨日会社へお越しいただいたお客様を、沈金師さんのお宅へお連れしました。

沈金とは、漆器製品の最後の加飾の部分で、ノミで彫って、彫った部分に漆をつけて金粉や色粉を蒔く工程です。以前私が体験したのも沈金でした。その記事はこちらです。

 

よく言われることですが、

「最初から最後まで一人の職人さんが完成させるのかと思ってました。」

 

越前漆器は、最初から最後まで全部一人の職人さんが手をかけるということは、ほぼ無いと思います。そんな器用な職人さんも捜せばいらっしゃるのかどうか・・・そこはちょっとわかりません。

 

木製品の手塗り漆だったら、

 生地を挽く人がいて、下地を塗る人がいて、中塗り・上塗りする人がいて、加飾師さん(沈金師・蒔絵師)がいます。柄をつけない無地のままなら加飾師さんのお仕事はないということになりますが。

 

樹脂製品の吹付塗装だったら、

 成型やさんがいて、必要であれば研ぎやさんがいて、塗装する職人さんがいて、スクリーン印刷をする人がいて(時には蒔絵を入れる場合もあります。)

 

どのような製品を作るかによって、工程に携わる職人さんを組み合わせていくのが私たちの仕事でもあります。一人では完成しないのが越前漆器。いろんな職人さんのバトンリレーによって伝統工芸品であったり、食器だったりが完成するのです。

 

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このページは、塗り物ライフが2012年8月 1日 10:08に書いたブログ記事です。

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