お店がなくなってもつながっている、そんな商売に感謝です。

| トラックバック(0)
 昨日のことです。

私の父が、東京の長年商売でお世話になったお客様が今月で店を閉められると聞き、日帰りで東京まで電車で出掛けてきました。

東京のある商店街の一角にある陶器屋さんで、ご主人と奥様お二人で商売をされていましたが、高齢を理由(まだまだお元気です)に商売をやめるということは昨年末からうかがっていました。私の祖父からのお付き合いですので本当に長い間お世話になったご夫婦です。

福井はこれからようやく桜が咲き始めるかなといった今日このごろですが、昨日東京は桜が満開だったそうです。父は、いい時期にあいさつに行けて、しかも良いお天気で、いろんなことに感謝できる一日だったと昨日の事を振り返って話してくれました。

お客様のお店では、まさに閉店セールをされていたようです。お客さんがたくさんで、店番も近所の方の協力を得て、久々に活気ある姿を見れたと喜んでました。父が伺うと、社長であるご主人が、お忙しいにもかかわらず、近くのお店の倉庫まで連れて行ってくださり、ほとんど空っぽになった倉庫を指差しながら、この閉店セールでいままでお世話になったお客さんはじめ、たくさんの人がこの倉庫いっぱいあった商品を買ってくださっているとおっしゃっていたとのこと。ご近所の方も商品在庫をきれいに売ろうと一緒に努力してくださっているようです。これも商店街ならではのつながりなんでしょうね。

お店に並んでいる商品は、清水焼や有田焼など日本でも有数の素晴らしい陶器の数々・・・湯呑み茶碗でも2万円もするようなものを半額で売られているようです。半額の1万円でも高いかもしれませんが、価値のわかる人はどんどん買っていかれるとのこと。100円ショップで何でも調達できる時代ですが、いいものを愛情を持って使いたいという人もたくさんいるはずです。

社長の奥様も絵を描く趣味があり、センスも抜群なので、お店に並んでいる商品もきっと素敵なものが多いのだろうなぁと想像すると、私も買いに行きたい衝動にかられました。

お店を閉じた後は、お店・倉庫・自宅の土地を全部売り払い、娘さん御夫婦が住まわれている近所に土地を買ってご夫婦二人の新居を建てられるそうです。

お店を閉じるという決断は、相当迷われたようです。まだまだお元気だけれど、老後のこと、お客さんのこと、いろんなことを考えた上であえて元気のあるうちにと決断されたのかもしれません。寂しくなりますが、奥様からいただく季節の絵葉書や年賀状での交流は今後も続くことでしょう。

お店がなくても生きている限りお付き合いは続く、商売を通して人とつながっていく、一番大事なことのように思いました。
 
こちらのご主人と父のような関係を築けるよう、私も新たな出会いを求めて日々商売をしていけたらと思います。
 
 
ちなみに、昨日父が閉店セールで思わず買ってきた品物です。
陶器
自分たち夫婦の夫婦茶碗と、孫たちへのお茶碗、湯呑みは私の息子へ(たった一人の男の孫だから思い入れが違うような気がします^^)

買おうと思って行ったわけじゃないけれど、いろいろ話をしているうちに、買いたくなってつい・・・らしいです。
きっと私も同じことをしていただろうな~^^♪

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.shikki-life.com/blog/mt-tb.cgi/193

営業案内カレンダー 黄色の枠は定休日です。

このブログ記事について

このページは、塗り物ライフが2012年4月11日 09:50に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「河和田地区は山に囲まれています。」です。

次のブログ記事は「秘湯温泉「ラポーゼ河和田」で発見した丸い赤いものとは・・・?」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

count