修理

このブログを書き始めて、1年半ほど経つでしょうか。

ブログを通していろんな気付きをいただいております。

アクセス数は少ないですが、何かのご縁でこのブログをご覧いただいた皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

このブログにたどり着いてくださるキーワードで多かった一つが、「漆器 修理」「大杯 修理」でした。かといって検索のトップにきているわけではなかったので、どうせなら修理の事をもっと知っていただきたいと考え、

漆器の修理、ご相談下さい!

というサイトを最近開設しました。

修理のサイトには、いくつか修理例を載せましたが、全部を掲載することはなかなかできないため、時々修理の状況や問題点など気付いたことを忘れないようにと新たに開設したのが漆器修理ブログです。

ひとつとして同じものがない修理例をブログでご紹介できればと思います。

私もまだまだ勉強不足なことが多くて、お客様に投げかけられた質問によって、いろいろ勉強させていただいております。

漆器修理に関するご相談は漆器修理サイト「メールお問い合わせ」までお問い合わせください。

 

 

越前漆器産地 業務用漆器製造・企画・販売
株式会社ヒロセ
〒916-1223福井県鯖江市片山町6-1
tel 0778-65-0103 / fax 0778-65-2030

前にも紹介させていただきましたが、

漆器修理、ご相談下さい!の塗り物修理サイトを通じて、 お問い合わせをいただくようになりました。

まだまだ開設したばかりのサイトなので、お問い合わせをいただくだけですごく感謝しております。

修理というのは、ひとつひとつ私にとっても勉強で、勉強したことが知識になり、お問い合わせいただいたり、ご依頼いただくお客様や今後のお客様に少しでもお返しできればいいなと思ってます。

 

レストランなどで使われている塗り物食器、個人で使われている漆器など、ご相談は無料で伺いますのでお気軽にお問い合わせくださいね。

 

漆器の修理サイト

漆器修理、ご相談下さい!

 

ここで、漆器修理事例をご紹介します。

修理の半月盆

両面使いの半月盆の修理依頼でした。黒に塗ってある表の部分がかなりの剥げ方で、おそらく塗った際の密着が悪かったのでしょう。当社で塗った商品ではないので、どうしてこれだけ剥げているかは断定できませんが。朱に塗ってある布目側もそんなに剥げてはいませんが、お客様のご希望により新たに塗りなおしました。

修理の半月盆

修理後の写真です。なんとか黒の塗料を全部そぎ落として、油分を取り、ざらざらした乾漆系の黒で塗装しました。朱塗のほうは、密着をよくするため、油分を取り除き、全体的に研いで塗装をかけました。

今回は30枚の修理依頼、修理費用の目安は1枚1,000円くらい、修理期間の目安は1週間~10日です。

 ※修理費用はあくまでも目安ですので、参考までに。

 木製しゃもじの摺り漆修理

木製しゃもじの塗り直し修理、年に何回かご相談を受けて修理を受けています。

写真は、生漆(きうるし)を摺りつけている様子です。漆で拭いていくのですが、木肌がかなり見えているものは一度拭いただけではきれいな仕上がりにならないので、

拭いて、乾かして、拭いて、乾かして、・・・

という作業を繰り返します。拭いた直後はあまり色が出ていませんが、しばらく置いておくと濃い茶色になってきます。漆は生きているということ。

 

木製しゃもじ

上の写真は、新品のしゃもじですが、何度も漆で拭いていくことで、濃い茶色になっていきます。

 

新品に買い換えるという方も多いなか、修理して大事に使っていただけるのが嬉しいです。

 

この修理に関しては、木製しゃもじの摺り漆修理をご覧下さい。

漆器修理のサイトを先月開設しましたが、漆器といっても、全国に漆器産地があります。有名なところでは石川県の輪島塗りや山中塗り、福島県の会津塗、和歌山県の紀州塗り、長野県の木曽塗りなど。それぞれに特色があって、それぞれに得意分野があるんですよね。

ここ福井県鯖江市の越前漆器の特色とは? 当社のWEBサイト「越前漆器とは」をご覧いただきたいのですけど、

 

●まず、日本のホテル・レストランなど飲食店の食器や備品を80%以上取り扱っているということ。

 業務用ならではの、耐久性の塗りの技術はやっぱり越前漆器産地でしょ!って思ってもらいたい(笑)

業務用食器

 

●それから、いわゆる業務用食器だけではなく、ご家庭用のちょっといいもの、永く使える器を取り扱っているということ。

 シンプルだけど、耐久性があり、飽きのこない器です。だからこそ、修理してずっと使う価値があるし、愛着もわきます。見た目の華やかさではなく、使っていくうちに味がでてくるといった感じでしょうか。

 

生地やさんが生地をおこし、研ぎやさんが生地を研ぎ、塗りやさんが生地のお化粧をするように美しく塗りあげ、蒔絵師や沈金師といった加飾やさんが絵柄や模様をつけて、時には四季を感じ、時には、安らぎを与える漆器の器。

お椀

 

このように、漆器の修理においても、いろんな職人さんが一生懸命手をかけてくれます。どうやったらきれいに修理できるかを一緒に考えてくれます。正直面倒な作業だけれど、それでも修理して使ってくれるお客さんへの感謝の気持ちのほうが強いから、一生懸命頑張って直しますね。

なので、少しでも多くの人に知っていただきたくて、修理のサイトを作りました。

 漆器の修理、ご相談下さい。

 

※当社の他にも越前漆器産地の漆器やさんは、漆器修理を一生懸命してくれます。ご存知の漆器やさんがあれば、ご相談下さいね。

良いものを使って、心が豊かになっていただければ嬉しいです。

 

福井県三方郡美浜町にあるドライブイン、最近では道の駅というのかな

がぁでんぱぁく五湖の駅様

こちらでは、「みはまのへしこ」をはじめ、福井の特産品がたくさん並んでいます。と紹介しておきながら、実はまだ一度も立ち寄ったことがないので、近々行ってみようと思ってます。

がぁでんぱぁく五湖の駅様ではお食事もできます。そこで使われている麺鉢の修理依頼をいただきました。ありがとうございます!

送られてきた修理前の麺鉢です↓

修理の麺鉢

それほどではありませんが、ところどころ塗りの部分が剥げていて、白い素地が見えています。どうしても、角の部分から剥げてくるんですよね。

そして、塗り直した麺鉢はこちら↓

修理した麺鉢

ほぼ新品の仕上がりになりました。これで、また気持ちよくお使いいただけることでしょう。

この修理については、漆器修理サイトで紹介しています。

 

※今回、五湖の駅さんの了解を得て、ブログに記事をUPさせていただきました。本当にありがとうございます。

 

福井県若狭方面へお出かけの際は、是非がぁでんぱぁく五湖の駅さんへお立ち寄り下さいね~!「へしこ」を食べたことない方は、五湖の駅に出かけましょう^^!美味しいへしこが待ってます。 ゆるキャラ「へしこちゃん」にも会えるかも!

 

 ノンスリップ盆の修理

お盆の上にゴミがたくさん乗ってますが、これはなんだかわかりますか?

お客様からの修理依頼のお盆なんですが、ノンスリップ塗料が見事に剥がれているんです!これは私の予想外の事でした。このお盆、20年ほど前に購入されたお盆で、ずっと使われているそうです。

送られてきたときは↓こんな感じでした。

ノンスリップ盆修理

もともとノンスリップ加工(すべり止め)のお盆なのですが、ずいぶん傷んできたのでもう一度ノンスリップ加工をしてほしいということでした。

最初送られてきたとき、正直ちょっとややこしいなと思っていたのですが、いろいろ試したところ意外な方法で見事きれいに「古い劣化したノンスリップ塗料を剥がすことに成功」したのです。

 

修理商品って同じということがないんです。使われている年数、塗りの違い、はがれ方、ひとつひとつ違っていてそのたびに知恵を出し合い、一番良いと思われる方法での見積もりで提案します。修理品が数多くある場合は、お客様に理解していただくために、一つだけ先に修理させていただくこともあります。

漆器の修理はお客様とのコミュニケーションをなくしては考えられない作業で、大変ではありますが、きれいに仕上がったときの喜びはひとしおです。

修理

写真は木製のしゃもじの塗り直しで、透き漆の作業の様子です。

黒い部分も、茶色い部分もかなり剥げていましたが、塗りなおすことによって、新品同様になりました。

塗りたては、漆の臭いが強いため、半月~1ヶ月ほど置いて臭いを和らげました。

これでまたしばらくは、気持ちよくお使いいただけることでしょう。

修理のお盆

こちらのお盆はすべり止め加工がとれかかっているので、すべり止め加工をもう一度かけてほしいというお客様からのご依頼です。

状態がわからなかったので、1枚だけ送っていただいて修理できるかどうか確認しました。

すべり止め加工のお盆は修理しにくいですし、写真のように、浮いているような場合は、きれいに取り除かないと、新たにすべり止め加工をしてもきれいにならない、すぐに剥げてしまうという場合もあります。

20年くらい使われているとおっしゃってました。20年でこの程度なら、丁寧に扱われていたのだなぁと思います。

このお盆、溜塗りの上にすべり止めの塗料がかかっているのですが、不思議と溜塗りは剥げておらず、上に塗ったすべり止めの塗料だけが劣化しているという状態でした。生地と溜塗りの塗料の密着はすごくいいようです。塗料もしっかりした塗料で塗ってあったのでしょう。

どうやってこの劣化した塗料を取り除こうか・・・いろいろ薬品をつけてみたり、洗剤でこすってみたりしましたが、あまり効果はなく、 とりあえず脂分だけでも取り除こうと水に漬けておきました。

漬けたまましばらく違う用事をしていたのがよかったのですが、・・・

しばらくして水につけておいたお盆を見てみると、

修理のお盆

わかりますでしょうか? 劣化しているすべり止めの塗料が浮いてきたのです!こんなことは初めてのパターンでした。水の中に浸してあれば、剥がれようとするし、乾けば固くなってお盆の表面にくっつきます。

ということで、水の中で、柔らかくはげやすくなった状態のすべり止めの塗料を全部はがし、もう一度新たにすべり止め塗料をかけることに成功しました。

今回、1枚先に無償で修理できるかどうかやらせていただき、修理した状態をご覧いただいた上で、修理のご依頼をいただきました。

そして送られてきたお盆です。

修理のお盆

まず水に漬けるところから。

 

このように、修理というのは、ひとつひとつやってみないとわからないのです。どういう状態でどのくらい使われているのかということでもずいぶん違ってきます。まさに千差万別です。

おかげで私たちも経験をさせていただくことで、自分たちが作っているものに責任を持たなければいけませんね。

修理のお椀洗い

先日、お天気の良い日を見計らって修理依頼のお椀を洗いました。

ひとつずつ手仕事です。頑張りました! 

お盆明けの昨日と今日の二日間かけて、修理依頼を受けたお椀やお盆の洗ったり研いだりという作業を一気に終わらせました。

かなりの漆器ものを洗う時は、水も結構使うのですが、地下水を利用できるので有り難いことです。

昨日は30度を超す猛暑でしたが、今日は昨日の夜から降った雨のせいか、珍しく30度を上回らない一日。それでも日差しは強く、日焼け対策をしたにもかかわらず、両腕が焼けてしまいました^^;

明日からまた週末なので、なんとかすべて終わらせたいという思いから、通常の仕事を後回しにして、修理商品にとりかかった二日間です。

 

修理の商品は、まず油分を取り除くことから始めます。現役の食器用洗剤でしっかり汚れを落とします。いつもなら写真を撮ることを考えるのですが、いろいろ と段取りをしながら作業をしていたらすっかり忘れてしまいました!

そして、修理の内容によっては、薄めた洗剤液に漬け置きしたりということも。

修理商品の細かいマニュアルなんていうのはありません、というか、種類によって、塗りによって、修理の仕方によって、本当にさまざまなのです。そしていつも思うことは、土台の塗りが質が良いものであればあるほど、修理もしやすく、治す価値があるということ。どんなことでも、基礎が大事なんですね。

土台の塗りなんて、見た目にはほとんどわからないもの。同じウレタン塗料でも、混ぜ合わせる液の質や、焼きつけの温度、あるいは塗る時の温度管理によっても変わってくると塗り師さんは言ってます。

 

今回修理したお椀は、外側が凹凸があるお椀だったので、ひとつひとつ丁寧にペーパーで手研ぎしました。ずっと同じ作業をするので、一番力を入れる右手の親指と人差し指がかなりしびれたような感覚になりましたが、すべて終わった時の達成感は何とも言えません。

 

洗いと研ぎの作業が終わったら、塗り師さんに託します。この河和田地区には木製や樹脂製の漆器を塗る塗り師さんがたくさんいらっしゃいます。塗り師さんそれぞれに丸いものを塗るのが得意だったり、角ものを塗るのが得意だったり、特殊な技術を持っていたりと特徴がありますので、それを考慮してお願いしています。

 

「なるべく手早く、そして丁寧に」 この合言葉をもとに、一生懸命修理します。

 

修理グッズ

修理の際、修理品を洗ったり、塗装部分を削ったり、研いだりするのに通常使っているものです。特に紙ペーパー、スコッチといったあたりは、かならずお世話になります。

 

 修理商品の見積もりを、おおよそで見積もってほしいと必ずお客様から言われます。お客様の立場から考えれば当たり前のことなのですが、この「おおよそ」というのが結構難しいのです。

「おおよそ」で見積もった場合、予想に反して、安くなる場合はまだしも、高くなる場合もあります。初めてするような修理や、ちょっとややこしいぞと判断した場合は、お客様にその旨を話して、一枚だけまずは無償で修理するようにしています。実際修理することで、正確な見積もりも出せますし、お客様に修理の出来をみてもらって判断してもらえるのです。

 ※ただし、先に一枚無償で直すということは、それでよければ、同じものを○○枚修理するという条件付きです。木製など高価な修理品には適用していません。高価なものに関しては、考えられる精一杯の見積もり価格をお出ししています。

 

1、御希望の修理金額はどのくらいか?

2、お客様がどのくらいの出来栄えを求められているか?

  新品同様を望むのか? ある程度妥協して、それなりの修理(あきらかに直しましたとわかる)にしておくのか?このへんのニュアンスだけでも、よほど理解しあわないと上手く進みません。修理こそ、お客様と密接に話し合う必要があります。

 

そして大事なのは、お客様にも修理のことをよく理解してもらうということです。新品と比べると、2度3度修理したものは、どうしても塗料の密着が悪くなるということや、今後の扱い方などの情報を伝えていく必要があります。私の知識もまだまだですが、経験から分かっていることなどは、なるべくお伝えするようにしています。

漆器は、木製はもちろん、樹脂製のものでも修理できるのです。(ただし、修理の方が高くつく場合もあります。)

新しく買い換えるより、修理して永く使う

この考え方は大事だと思います。

漆器の修理といってもさまざまですが、今日は全く違う色に塗り替える商品をご紹介します。

まず、お使いになって20年近くというそば器です。

このお客様、20年近く使われていると言われましたが、その割にはなかなかきれいなので、丁寧につかわれているのでしょう。

写真は研いで洗った後の写真です。

漆器の塗り替え

朱で、天渕が黒に塗ってあるそば器でした。

これを、溜(ため)色に塗り替えたいという御希望で、次の写真のようにきれいに塗り替えました。

漆器の塗り替え

つやのある新品同様の商品に仕上がりましたよ。

こうして、また20年近くお使いになられるのでしょうね。

そう思うと、漆器の寿命はなんと永いのでしょうか。割れたりヒビが入ったりしない限り、塗り替えさえすれば永く使えます。

 

今回の修理の工程は、

 ① 研ぎと洗い

 ② 溜(ため)色の塗装

以上です。今回の修理のお値段の目安は、1個あたり500円前後(あくまでも目安としてお考え下さい。)

大きさ、工程などさまざまな条件で修理単価は変わりますので、お手持ちの漆器製品の修理単価が知りたいというお客様は、お気軽にお問い合わせ下さい。見積もりは無料です。

大杯完成

木製大杯

修理の木製漆塗り大杯が仕上がりました。まさに新品同様です。美しい艶のある立派な大杯に蘇りました!

どこが欠けていたのか、全くわからないです。

手塗り漆で、漆の臭いがぷんぷんしてますので、しばらく陽の当らない風通しの良いところにおいて臭いを消します。

 

地震で落ちて欠けた大杯の修理 最初の記事は こちら

地震で落ちて欠けた大杯の修理 途中経過の記事は こちら

 飲食店は、土日や連休が稼ぎ時。

連休が過ぎた今頃の時季がおそらく飲食店さんにとってはひと段落の季節なんでしょうか?この時季に修理依頼の商品が入ってくるケースが多いです。

毎日使っているものなので、半分修理して、また半分といった具合で来る場合もあれば、季節はずれの時季に一気に修理するといった場合もあります。

10年前から比べると修理は多少増えたかなと思うのですが、こんなご時勢ですし、買い替えや修理を我慢して使われている飲食店も多数あるでしょう。

お椀でいうと、口がつく天渕の部分だけでも修理すると、修理価格も抑えられ、見た目も少しはというよりすごくよくなる場合もあります。

飲食店によって、忙しい時期とそうでない時期とあると思いますが、機会を見計らって思い切って修理しませんか?

お見積もりは無料ですので、メールにてお問い合わせ下さい。

 

業務用漆器の株式会社ヒロセ

少し前になりますが、 地震で落ちて欠けた大杯の修理のご依頼という記事を書きました。

今日は、途中経過の報告です。

以前の記事でご紹介しましたが、

修理大杯

一部欠けた部分を木工やさんで継ぎ足ししてもらった状態が上の写真でした。

そして、現在、

大杯の中塗り状態1

 ↑表はまるで完成かのようにつやのあるきれいな朱塗ですよね。しかも、木工やさんで継ぎ足した部分が全くわからない! これが、まだ中塗りの段階で、ここから研いで上塗りの工程へと進みます。

大杯の中塗り状態2

 ↑ 裏も朱の部分は中塗りがきれいに塗りあがっています。

つやがあるので、全部写真に写りこんでしまうくらい!

 

ここからじっくり1ヶ月ほどかかるようです。仕上がりがますます楽しみです。

 

修理大杯

 関東のお客様より、先日お預かりした木製の漆塗りの朱杯です。直径30cmあります。

東日本大震災の地震で、この朱杯が落ちて一部が欠けたということです。かけた部分が見つからなかったため、こちらの木工やさんで継ぎ足ししました。下の写真がズームアップしてとった写真です。

修理大杯アップ

継ぎ足しに、1時間ほどかかりました。

このあと、漆塗り師さんのところに持っていきます。全体的にきれいに塗りなおす予定です。1ヶ月から2ヶ月くらいの工程となりそうです。

仕上がりをお楽しみに。

飲食店にとってお椀やお盆は、毎日使うもの。特にお店が忙しいシーズンは、毎日何度も洗っては使う繰り返しとなり、食器棚に納まるのは、営業が終わって片付けが終わってからということも少なくないでしょう。

塗り物は、使っても割れることが少ないし、どんどん使えば、割れずに剥げていくことのほうが多いと思います。お椀でもお盆でも、角の部分から剥げていきますので、どんどんみっともないことに・・・

忙しいシーズンは、修理したいと思っても思うようにいかず、我慢して使ってどんどん剥げていく・・・こんな経験はありませんか?

思い切って、お店のシーズンオフに、全部とはいいませんが、計画を立てて少しずつでも塗り直してみませんか?お問い合わせはお気軽に。

 

 

今日も、塗り直し依頼の商品が届いてます。

修理商品

 

早めの修理で、永く使える漆器。価格の高いものほど、修理する価値があります。

以前ご紹介した塗り直しの丸盆が仕上がってきました。

以前の記事はこちらから

 

塗り直し溜塗り丸盆

表は鏡のように、きれいに仕上がりました。質感のある肉厚の塗りになっていますので、新品同様の仕上がりです。

裏側も、きれいに黒に塗って仕上げてます。表より若干つやを落としています。つやを落としたほうがキズや指紋が目立ちにくいという利点もあります。

塗り直し丸盆裏

美しい仕上がりとなり、一安心です

 

越前漆器産地 業務用漆器の株式会社ヒロセ

 

塗り物(漆器)は、修理ができます。それが塗り物のいいところ。

高価なものであればあるほど、お得なのです。愛着があればなおのこと、修理して使っていただきたいものです。

さて今回の修理のご依頼、木質樹脂系の溜(ため)塗り丸盆。木質樹脂というのは、樹脂に木粉を混ぜているものです。樹脂の中でも、高級感がでる製品に仕上がりますよ。

修理の丸盆

ずいぶんお使いなのでしょう。本来の艶(つや)がなくなり、キズも目立ちます。塗りの剥離は見られませんね。ただ、全体的に、キズついているので、表も裏もすべて塗り替える必要があります。

この場合は、全体をペーパーで水研ぎします。

修理の丸盆研ぎ

研ぎで大切なことは、素地に適したペーパーできれいにキズをつけること。

粗いペーパーから、細かいペーパーまで種類はいろいろありますので、生地の硬さに合わせた適度なペーパーで研ぎます。

お盆の立ち上がりの角の部分など、研ぎにくい部分は一つ一つ手で確認しながら研ぎます。ここをおろそかにすると、塗りの密着が悪くなり、密着が悪いということは、その部分から剥げてくるという事になるのです。

研ぎの工程は一番面倒な部分ですが、一番大事な部分とも言えます。

 

さて、研ぎあがったら、塗りの工程に移るのですが、これはまた仕上がってからブログにUPします。どのように生まれ変わるかお楽しみに。

 

塗り物 いろいろ 贈り物  越前漆器産地の株式会社ヒロセ

営業案内カレンダー 黄色の枠は定休日です。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち修理カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはすべり止め(ノンスリップ)加工です。

次のカテゴリは商品の紹介です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

count