洗いと研ぎ・・・修理作業で思うこと

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お盆明けの昨日と今日の二日間かけて、修理依頼を受けたお椀やお盆の洗ったり研いだりという作業を一気に終わらせました。

かなりの漆器ものを洗う時は、水も結構使うのですが、地下水を利用できるので有り難いことです。

昨日は30度を超す猛暑でしたが、今日は昨日の夜から降った雨のせいか、珍しく30度を上回らない一日。それでも日差しは強く、日焼け対策をしたにもかかわらず、両腕が焼けてしまいました^^;

明日からまた週末なので、なんとかすべて終わらせたいという思いから、通常の仕事を後回しにして、修理商品にとりかかった二日間です。

 

修理の商品は、まず油分を取り除くことから始めます。現役の食器用洗剤でしっかり汚れを落とします。いつもなら写真を撮ることを考えるのですが、いろいろ と段取りをしながら作業をしていたらすっかり忘れてしまいました!

そして、修理の内容によっては、薄めた洗剤液に漬け置きしたりということも。

修理商品の細かいマニュアルなんていうのはありません、というか、種類によって、塗りによって、修理の仕方によって、本当にさまざまなのです。そしていつも思うことは、土台の塗りが質が良いものであればあるほど、修理もしやすく、治す価値があるということ。どんなことでも、基礎が大事なんですね。

土台の塗りなんて、見た目にはほとんどわからないもの。同じウレタン塗料でも、混ぜ合わせる液の質や、焼きつけの温度、あるいは塗る時の温度管理によっても変わってくると塗り師さんは言ってます。

 

今回修理したお椀は、外側が凹凸があるお椀だったので、ひとつひとつ丁寧にペーパーで手研ぎしました。ずっと同じ作業をするので、一番力を入れる右手の親指と人差し指がかなりしびれたような感覚になりましたが、すべて終わった時の達成感は何とも言えません。

 

洗いと研ぎの作業が終わったら、塗り師さんに託します。この河和田地区には木製や樹脂製の漆器を塗る塗り師さんがたくさんいらっしゃいます。塗り師さんそれぞれに丸いものを塗るのが得意だったり、角ものを塗るのが得意だったり、特殊な技術を持っていたりと特徴がありますので、それを考慮してお願いしています。

 

「なるべく手早く、そして丁寧に」 この合言葉をもとに、一生懸命修理します。

 

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このページは、塗り物ライフが2011年8月19日 21:57に書いたブログ記事です。

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